2025/08/15 19:27

夏の終わり、海辺にあるガラス温室でロリータの集まりに参加しました。大きなアーチ窓から差し込む陽光が、紫と白の花嫁ドレスに金色の薄い朝靄をかけたようにきらめきます。


スカートの一段一段のフリルがそよ風に揺れ、まるで海風がドレスにそっと語りかけているみたい。


胸元の編み上げは、絶妙な曲線を描きながら優しく締まり、繊細な和風の小花が飾られています。その小花は、温室の隅で咲くラベンダーと静かに響き合い、背中に垂れる長いヴェールにはドライフラワーと貝殻の飾りが揺れ、まるで海辺と庭園を一緒に閉じ込めたよう。


同好の仲間たちはガラスの長テーブルを囲み、紫のマカロンや海塩レモンケーキが並びます。甘さと塩気、その味わいは、このドレスが纏う“ロマン”と“静けさ”のよう。ときおりカモメが温室の外の空をかすめ、一瞬の影を落とすけれど、それもドレスの裾が揺らす光にやさしく受け止められていきます。


「この花嫁ロリータは、京都では古典、温室では夢。」
そんな言葉がぴったり。どこにいても、それは芽吹き始めた物語のようで、次の集まりがその続きを紡いでくれるはず。

そして、コスコスコであなたも“場所と季節を纏う”ロリータ体験をしてみませんか?